第14回あさすぱ談義

2011

伊達
過去作を振り返る「あさすぱ談義」も残り3作となりました。2011年はシアタートラムにて「荒野に立つ」です。
 

 

美術がかっこいいです!
もう僕こればっかり言ってますが、本当にカッコいいので、仕方がない…。まさに荒野。
 
伊達
イメージ宣材で撮った写真があります。
この頃から写真の画素がダントツに上がってきたよね。プロじゃなくてもそこそこのカメラでいい写真が撮れるようになってきたし、芝居の宣伝に動画トレイラーを作って投稿したり、SNSとかが盛んになってきたね。





眼球、ですか?
 
伊達
そうです。目玉です。
■ものがたり
「目玉をなくしたのは君か」
と目玉の探偵は聞く。
「いえ、こうしてあるにはあるのですが」
と答えると、目玉の探偵はにやにや笑って、
「ほら、やっぱり目玉をなくしている」と言った。
 

むうう、ゾクゾクするテキストですね。僕たちは何を「見て」いるのか、本当に見てるのかとか。テキストだけでどんどん連想が飛んでいきます。眼球探偵。
 
伊達
そんときのスタッフTね。謎郎って中山さんだけど、ずーっとこんな感じのこと言ってたよね。

 

「混沌にルールが出来ると途端に貧相になる」    声に出して叫びたいパワフルワードです。
 
伊達
震災の直後なんです。木が一本立った荒野の舞台が、部屋や喫茶店、ある時は海辺にまで見立てられ、潮干狩りをしたりします。
 
木村
わ!!!写真の中に隠れ目玉が!!一生くんの言う通り、とてもかっこいいです。美しい女優さんもたくさん出られていますよね。憧れます。
 
伊達
女子高みたいだったなあ。男はおっさんばっかだったけど。女子楽屋とか仲良くやってたのかなー。男子楽屋は、よこちん(横田栄司)がひたすらネットとかからプロ野球の問題出すんだけど、まことさんがなんなく正解してた。マニアックすぎて答え聞いてもピンとこないんだけど、いかにまこりんが知らない問題を出せるかっていう。
 

確かに、まことさんプロ野球に詳しそうですね。イメージ通りです。笑
近鉄とか阪急とか、渋そうな。
僕はランディ・ジョンソンとか川上憲伸くらいで野球の時間が止まっています。
 
伊達
ロッテファンです。まこりん千葉出身なので。よこちんは4択問題を出そうとするんだけど、まこりんは選択肢いらずで即答、みたいな。草野球の練習してて稽古にユニフォームのまま遅刻してくるとかね。
 

選択肢なしで即答は常軌を逸してますね。そんなに詳しいジャンルなにもないなあ。
いまでも野球やられてるんですか?
 
伊達
やってないと思う。年だし。選手名鑑とか読むから。どこの高校出身でドラフト何位とか。
 

ああ、でも選手名鑑読む気持ち分かります。小学校の頃とか、僕もよく選手名鑑を読んでました。趣味とか血液型とか何故か覚えてました。
 
伊達
稽古場でよくシャドーで打球をさばいてファーストに投げてるから突っ込んであげて。
 

まことさんは内野手なんですかね?打球の行方に注目したいと思います!
 
伊達
よろしく。木村さんは何かないの?誰にも負けないで詳しい事。本とか好きそうだし。森くんはアイスホッケーでしょ。
 
木村
梅干しのお菓子には詳しいですかね、、、ほとんど食べた事あると思います!
 
伊達
スッパイマンとか?
 
木村
最近キテるのは「ねりころ梅」と「梅すこんぶグミ」ですね。
「ねりころ梅」はまず無印良品のお菓子部門で私は知ったんですけど、最近コンビ二に並ぶようになったこの「ひとつぶ梅」も同じ系統で美味しい!

梅すこんぶグミは、基本的にUHA味覚糖からマイナーチェンジで出てます!
最近、昔一定の期間出てた梅の花型デザインで、シゲキックスパッケージで新たに出て来ました!

これはちょうど今食べてます。
 
伊達
止まらないね梅(笑)
 
木村
そうですね、、、3歳からの趣味ですね!
 
中山
『その「おこだわり」、俺にもくれよ‼︎』という清野とおる先生の漫画に登場する人で、そういう梅のお菓子を口の中に入れたまま立ち飲み屋に入っていって、つまみなしで口の中の梅味で2〜3杯焼酎を楽しむ事にこだわってる人がいたよ。

持ち込みかどうかギリギリのラインを楽しんでいるらしい。
話逸れるけど、 伊達圭史と共同生活中、うちの奥さんのつけた梅干しをほうじ茶に入れたやつを毎日飲んで、仙台生活を風邪なしで送ろうとしたよね〜
 
木村
えええ、その飲み方絶対好きですけど長時間お菓子を口に入れるのは耐えられないですね。でも一回だけやってみようかな、、、
共同生活されてたんですか?
 
中山
その漫画を読んで、その通りにやってみると良いかも、今度また詳しく教えるね
共同生活?はい!してました、三人でひとつの家に二ヶ月くらいかな?伊達と俺は休演日もドライブ行って一緒に過ごしてたよ。
 
木村
はい、嬉しいですありがとうございます!
 
中山
ショッピングモールのマッサージ屋さんで中山が施術されている時以外はその日はずっと一緒にいたね。
 
木村
すてき!しかもすごく一緒にいますね(笑)
仙台でお芝居されてたのですか。?
 
中山
うん!仙台で木下順二の「蛙昇天」という作品を仙台の役者さん達と仙台で稽古して本番も仙台と新潟だけで上演しました。
素敵なポスターの素敵なお芝居だったよ
贅沢な企画でね〜
まぁ、これからのアサスパもそうなんだろうけど僕ら三人にとっては「青春」をもう一度感じた時間になったよ!

 
木村
今調べてました!
すっごく魅力的なポスターですね。色々と見てたら、この仙台公演を観るためのバスツアーもあったのですね。
お客さんとしても、楽しい公演だっただろうなあ!
 
伊達
残念ながら集まらずにツアーはなくなったんだけどね〜
 

蛙昇天、素敵なポスターですね!
タイトルからして、どんな内容なのか気になります。蛙が昇天。
 
木村
あとは、小説は大好きですね。同世代の中では色々と読んでると思います。とくに『風と共に去りぬ』や三島由紀夫の『夏子の冒険』とかサガンとか、情熱的な女の子のロマンある話が大好きです。
 

僕も昔、三島由紀夫よく調べてました。上京したその日に三島由紀夫の家を見にいきました。まだ表札が三島由紀夫のままなんですよ!
馬込文士村とか言って、川端康成の家とかもあって、興奮しながら歩き回った思い出があります。
 
伊達
馬込文士村はトミーが詳しいよ多分、大森だから。村岡花子さんも居たんだね。
 
富岡
馬込文士村ほぼ育った街だけどなにも知らない‼︎ 小学生の頃駅前の壁に立派なガイドマップできて町おこしって大変なんだなーって思った記憶あるけどほんとに来てる人いたんだね‼
 
伊達
そうなんだ。森くんがドキドキしながら歩いてたんだね。
 

馬込文士村は自分にとって割と熱いエリアです。
 

 

 
伊達
神社脇の階段にこんな感じの文士たちのレリーフが大量にあります。
そんなわけでまた芝居の話からは逸れてしまいましたが、次回は2013年、小説を原案にした久々の時代劇「あかいくらやみ」です!