桜飛沫

春、憎しみが眠りから目を醒ます。

■ものがたり
沼ばかりの貧しい村。村を仕切る兄弟は村を貧しさから救うため三人っ子政策を打ち出して、それ以上の子供を作れば重罪とした。医者のようなことをしている徳市は、この村の助産婦と共に村人たちに避妊の知識を広げながら生活していた。そこへ賞金稼ぎの男が現れる。彼は剣士としての徳市を探し訊ねて、ある悪人の首を取りにいかないかと誘い込むのだが、遠い昔に剣を置いた徳市はきっぱりと断るのだった。 そんな折、四人目の子供が出来てしまった村人が徳市と助産婦の元に相談に来る。また同じ頃、村に女郎崩れの身重の女も運び込まれて・・・(第一部)。かつては賑わった宿場町。今ではすっかり寂れてしまっている。お尋ね者の侍が身を隠すには打って付けの場所であった。この町に嫌気がさしていた若い娘は余所者の侍に興味を抱き、自分の宿場に招き入れる。そこには娘の姉である頭の弱い女と、その夫である岡っ引きが住んでいた。侍が吐き気をもよおすほど、日々ドメスティック・バイオレンスの限りを尽くす岡っ引きは、町の元締めのイヌだった。その元締めが流れ侍の首に多額の賞金が掛かっていることを知り、ぬめぬめと動き出す。 そんな中、侍は若い娘の姉の不思議な人柄に興味を抱き始めて・・・(第二部)。

【作・演出】
長塚圭史
【出演】
山本亨 橋本じゅん  水野美紀
峯村リエ 山内圭哉 猫背椿
市川しんぺー 真木よう子
吉本菜穂子 富岡晃一郎 川原正嗣
前田悟 横山一敏 大林勝
中山祐一朗 伊達暁 長塚圭史
■東京公演:世田谷パブリックシアター
2006.2.10-19
■新潟公演:りゅーとぴあ劇場
2006.2.25-26
■大阪公演:シアターBRAVA!
2006.3.04-05